日経平均、大幅続落か 「恐怖指数」急騰を警戒 (先読み株式相場)

2019/5/8 8:41
保存
共有
印刷
その他

8日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落しそうだ。米国が中国製品への関税を引き上げるとの懸念の再燃を背景に、前日の米国株が大幅に下落した。外国為替市場で円相場が1ドル=110円台前半まで円高・ドル安が進んでいることも重荷となりそうだ。株安への警戒度を示す米VIX指数も前日より3割ほど高い21台と、4カ月ぶりの高水準に上昇した。変動率を参照して自動的に資産配分を決めるリスク・パリティ戦略をとるファンドなどの機械的な売りへの警戒が強まっている。市場では2万1400~2万1800円の間での値動きを予想する声があった。

中国に対する追加関税の影響は、前日の東京市場である程度織り込んだ面もある。とはいえ、交渉の当事者である米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表までもが中国製品に対する25%という関税の上乗せ幅に言及した。中国の劉鶴副首相ら代表団が訪米し、9~10日に米政府と協議するものの、関税引き上げが現実味を増しているとの見方が市場では支配的となっている。

7日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は大幅に続落し、終値は前日比473ドル安の2万5965ドルだった。下げ幅は1月3日以来、約4カ月ぶりの大きさだった。取引時間中には649ドル安まで下落する場面もあり、ダウ平均の構成銘柄すべてが下落した。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物6月物は2万1660円と、7日の清算値の2万1940円を280円下回った。外国為替市場では円相場が1ドル=110円台前半まで円高・ドル安が進んでいる。輸出採算の悪化を警戒した売りが景気敏感株に膨らみ、日本株相場を押し下げそうだ。

国内では主要企業の決算発表が相次ぐ。取引時間中の13時10分にトヨタ(7203)が2019年3月期決算を発表する。このほか、双日(2768)やローム(6963)、ミネベア(6479)、スクリン(7735)やホンダ(7267)などが19年3月期決算を発表する。

海外では4月の中国貿易統計が発表になるほか、ワシントンで米中閣僚級貿易協議が開かれる。ウォルト・ディズニーが1~3月期決算を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN) 末藤加恵〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]