<米国>ユナイテッド航空が大幅安 NY州の入境規制で予約が減少
【NQNニューヨーク=岩本貴子】(米東部時間12時03分、コード@UAL/U)7日の米株式市場で空運のユナイテッド航空ホールディングスが売られ、一時は前日比7.2%安の32.67ドルをつけた。米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)電子版が7日付で「来月の予約が急に減り始めた」と報じ、業績の行きを懸念する売りが出た。
WSJによると、会社は何万人もの従業員に通知したという。一時帰休を実施する可能性にも言及したようだ。ニューヨーク州と近隣のニュージャージー州とコネティカット州は6月下旬、新型コロナウイルスの感染者数が急増している州からの訪問者に対し、到着後14日間の自主隔離を求める規制を打ち出した。これを受けて予約キャンセルが相次いでいるようだ。
ユナイテッド航空がハブ空港とするニューヨーク近郊のニューアーク空港を使う便の予約件数は、7月1日時点で前年の16%程度の水準と、数週間前の3分の1程度の水準から大きく減った。