2019年7月16日(火)

NY円、一時107円台に上昇 米雇用統計が予想下回る、米金利が低下

2019/6/7 22:01
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【NQNニューヨーク=滝口朋史】7日朝方のニューヨーク外国為替市場で、円はドルに対して買われる場面があった。朝方発表の5月の米雇用統計が市場予想を下回る内容となり、中期的な雇用情勢の改善ペースが鈍化するとの警戒感から円買い・ドル売りが入った。円は一時1ドル=107円88銭まで買われた。

5月の米雇用統計では非農業部門の雇用者数が前月比7万5000人増と18万人程度の増加を見込んでいた市場予想を大幅に下回った。小売業で雇用者数の減少が続いたほか、全体的に雇用増の勢いが鈍った。4月分も下方修正された。

全体の平均時給の伸び率は前年同月比で3.1%増と前月から0.1ポイント縮小した。2018年9月以来の低水準で、物価上昇圧力の鈍さも意識された。失業率は前月から横ばいの3.6%とほぼ49年ぶりの低水準は維持した。

米景気の減速に対する警戒感から相対的に安全な資産とされる米国債に買いが膨らんだ。米長期金利の指標である10年物の米国債利回りは一時2.05%と2017年9月上旬以来の水準に低下(価格は上昇)した。金融政策の影響を受けやすい2年物の米国債利回りは1.77%と5日に付けた17年12月以来の低水準に顔合わせした。

円は米東部時間8時50分現在、前日比30銭円高・ドル安の108円05~15銭で推移している。雇用統計を受けて一時伸び悩んだ米株価指数先物が、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げへの期待などから持ち直したことから円買い・ドル売りに歯止めがかかっている。

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