大日印の4~6月期、純利益78%増 ICカード事業が堅調
大日本印刷が7日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比78%増の180億円だった。印刷事業での土地や機械の売却で特別利益を計上したほか、ICカードなどの売り上げが伸びた。
売上高は微増の3445億円だった。クレジットカードのICカード化に伴い同事業の売り上げが伸びた。人材不足や働き方改革への対応で、企業などの業務を一括で請け負う「ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)」事業も堅調に推移した。
20年3月期の通期業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比1%増の1兆4160億円、最終損益は510億円の黒字(前期は356億円の赤字)を見込む。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕