6月実質消費支出、前年比1.2%減 減少率は大幅に縮小

2020/8/7 10:02
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総務省が7日発表した6月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は1世帯あたり27万3699円と物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.2%減少した。9カ月連続の減少となった。ただ減少率は、比較可能な2001年以降で最大となった5月(16.2%)と比べると大幅に縮小した。新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛などが緩和されたため。

減少率はQUICKがまとめた市場予想の中央値(7.9%減)より小幅にとどまった。

これまで落ち込みがきつかった、宿泊費など旅行関連費が含まれる「教養娯楽」や、鉄道・有料道路料金などの「交通・通信」などで減少率の縮小が目立った。内訳をみると「教養娯楽」が21.2%減(前月は37.9%減)、「交通・通信」は6.0%減(同22.4%減)だった。外食やお土産などの「食料」は1.8%減(同5.4%減)だった。

一方で「家具・家事用品」は27.4%増加した。気温上昇でエアコンの購入が増えたほか、1人10万円の特別定額給付金の支給でテーブルやソファなどへの支出も増えた。「住居」は設備修繕・維持などで6.5%増えた。

季節調整した前月比では13.0%増と、4カ月ぶりに増加した。増加率は比較可能な2000年2月以降で最大だった。

勤労者(サラリーマン)世帯の1世帯あたりの消費支出は29万8367円だった。実質で前年同月比3.4%減と、9カ月連続の減少となった。

6月の消費動向指数(CTI、15年=100)は、世帯消費の平均額の推移を示す世帯消費動向指数(総世帯)が実質で90.2と、前年同月比2.5%減少した。世帯全体の消費支出総額を推計する総消費動向指数は94.1と前年同月比7.3%減少した。前月と比べると4.9%増えた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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