経財相、ヤマト運の値上げ「適正な対価払われるべき」
石原伸晃経済財政・再生相は7日午前の閣議に開いた記者会見で、日本経済新聞の同日朝刊が「宅配便最大手のヤマト運輸が9月末までに宅配便の基本運賃を引き上げる方針を固めた」が報じたことを受け「27年間も値上げしていなかったことに驚いて、荷主の方が優越的地位があるのだなと思った」と述べた。その上で「適正な仕事には適正な対価が支払われるべきだ。交渉が行われるのは好ましい」と話した。
加えて宅配だけでなく介護などの分野で人手不足が起こっている現状については「乗り越える唯一の策は一億総活躍社会の問題とイノベーションだと思う」と述べた。自動運転やロボット活用など実現化しつつある技術をうまく取り入れていくことが必要との見方を示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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