マクドナルド社長「立て直しに向けできること全てやる」
日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長兼最高経営責任者(CEO)は7日、2014年12月期の通期業績予想の発表に関する記者会見で「(業績の)立て直しに向けてできることは全てやる」と強調し、業績不振による引責辞任の可能性を否定した。
同社は7日、仕入れ先だった中国の加工食品会社が期限切れ鶏肉を使っていた問題の影響で、今期の連結最終損益が170億円の赤字(前期は51億円の黒字)と、11年ぶりに最終赤字に転落するとの見通しを公表。カサノバ社長は「この結果を大変重く受け止めている」と述べ「私どもの戦略を根本から変え、進捗を加速させる」と語った。
今後の施策として350~550円の3つの価格帯で8日から新メニュー「昼マック」を導入するほか、価格体系やクーポン戦略も見直すと説明した。「『昼マック』によって客単価は下がるかもしれないが、顧客のニーズに合うことで来店者は増える」との見方を示した。今後4年の間に改装・改築で老朽化店舗を刷新する計画だ。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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