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マネックスG社長、コインチェック「IPO目指す」

2018/4/6 17:50
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マネックスグループ(8698)の松本大社長は6日午後、都内で記者会見を開き、仮想通貨業者のコインチェック(東京・渋谷)の完全子会社化を発表した。松本氏は「マネックスの経験と技術で補完し、いずれ新規株式公開(IPO)を目指す」と表明した。会見には16日付でコインチェックの代表取締役社長に就任するマネックスGの勝屋敏彦常務執行役が出席。コインチェックの和田晃一良現社長と大塚雄介現取締役も同席した。記者会見の主なやり取りは以下の通り。

記者会見するマネックスグループの松本大社長(左)とコインチェックの和田晃一良社長(6日午後、東京都港区)

記者会見するマネックスグループの松本大社長(左)とコインチェックの和田晃一良社長(6日午後、東京都港区)

――今回の完全子会社化の狙いは。

マネックスGの松本社長「コインチェックは仮想通貨事業における世界的な先駆者だ。当社は創業以来、証券業で培った伝統的なセキュリティー技術を持っており、経験と技術で補完できる。仮想通貨は金の時価総額の5%を超え、かなりの資産クラスに成長している。コインチェックとともに新しい時代の総合金融機関を目指したい」

――今後のコインチェックの経営方針は。

マネックスGの松本社長「仮想通貨交換業者への登録と事業の全面再開時期は2カ月後程度を目標にしている。いずれ新規株式公開(IPO)をして、強くしていきたい」

――36億円の買収金額はリスクを反映して安くなったのではないか。

マネックスGの松本社長「大きなリスクがあるというわけではない。短い時間だったが、デューデリジェンス(資産評価)をした中で、リスクは限定的であると確認している。業者登録ができれば、大きな利益を上げていけると判断した」

――コインチェック側から買収を持ちかけたのか。

マネックスGの松本社長「私自身、3年前からコインチェックのユーザーで、和田社長や大塚取締役については知っていた。(1月の仮想通貨の流出後に)『我々に何かできることはないか』と連絡した。それから3月の半ばに、コインチェックから『話がしたい』と連絡があり、一気に話が進んだ」

――マネックスGは他の仮想通貨交換業の会社のM&A(合併・買収)は考えたことはあるか。

マネックスGの松本社長「これまで他の仮想通貨の交換業のM&Aを特に考えたことはない」

――コインチェックの社名は残るのか。

マネックスGの松本社長「コインチェックはブランド価値を持っており社名は残す。M&Aで新しいサービスを作っていけることにエキサイトしている。素晴らしい出会いや良い契約ができたと思っている」

――コインチェックは他の企業の傘下に入る可能性はあったのか。

コインチェックの和田社長「詳細については言えないが、マネックス以外にも候補はあった。仮想通貨交換業は未成熟で、スピード感を持ってやっていきたかった。マネックスなら意思決定が早くでき、サポートをして頂けると思い決めた」

――コインチェックの新社長の抱負を。

マネックスGの勝屋常務執行役「このタイミングでの社長就任は責任が重く、身の引き締まる思いだ。顧客に信頼される企業になりたい」

――コインチェックの和田社長や大塚取締役は取締役を退任するが、執行役員として残るのはなぜか。

マネックスGの松本社長「今の状況を考えると監督機能と経営体制の強化は社会的な要請で、今回のような体制に至った。未来において和田氏が再び社長になることも、もちろんあり得る」

――コインチェックの和田社長は自身の取締役退任や同社株売却をどう考えているのか。

コインチェックの和田社長「躊躇(ちゅうちょ)や迷いはなかった。(仮想通貨流出を巡る自身の責任は)顧客の資産の保護と業務を継続することだと考えていた。経営陣の刷新によって強固な経営体制も確保できるなら全く不満はない」

――NEMの補償は終わったのか。

コインチェックの和田社長「NEMの補償は既に自己資金からまかない、終わっている」

〔日経QUICKニュース(NQN)松井聡、川上純平〕

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