2018年11月16日(金)

GPIF、17年度運用益約10.1兆円 国内外の株高寄与

2018/7/6 15:35
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公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が6日発表した2017年度の運用実績は、10兆810億円の黒字と、2期連続で運用益を確保した。期間の損益率はプラス6.90%(前期はプラス5.86%)となった。主要国の景気拡大が続いたうえ、緩和的な金融政策の縮小ペースが緩やかになるとの見方が強まり、国内外の株式相場が上昇した。

GPIFは国民年金と厚生年金の積立金を国内外の株式や債券に分散投資している。運用資産額は18年3月末時点で156兆3832億円となり、17年3月末(144兆9034億円)に比べて増加した。このうち市場運用分は155兆4868億円で、アクティブ運用は23.59%を占めた。

資産構成別の収益の内訳(市場運用分)は4資産とも黒字だった。国内株式が5兆5076億円、外国株式が3兆5140億円の黒字。国内債券は3622億円、外国債券は6740億円の黒字だった。

各資産の配分額から回収額を差し引いた純配分額は、国内株式が212億円のプラスだった。一方、国内債券は3兆7384億円のマイナスだった。

3月末時点の積立金全体の資産構成は、国内株が25.14%で、昨年12月末(26.05%)に比べて低下した。外国株も23.88%と12月末(25.08%)から低下した。国内債は27.50%(12月末は27.67%)となり、2008年度以来最低となった。外国債券の比率は14.77%(12月末は14.13%)だった。

現金などからなる短期資産の比率が8.70%と2017年12月末(7.06%)に比べ1.64ポイント上昇した。

GPIFは17年度から日本株で環境や社会への配慮、企業統治という「ESG」に関する3つの指数を選定し投資を始めた。3指数に連動する運用資産額は18年3月末に合計で1兆5379億円だった。

17年に本格的に始めたオルタナティブ投資の3月末の時価総額は2120億円だった。港などのインフラに投資するファンドや不動産投資信託(REIT)に投資した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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