セブン&アイ社長、ヨーカ堂「20年度までに40店閉店」
セブン&アイ・ホールディングス(3382)の井阪隆一社長は6日夕、都内で開いた記者会見で、総合スーパー(GMS)などのイトーヨーカ堂について「営業キャッシュフローの状況や(建物の)築年数、地域性を考慮して設定して2020年度までに40店の閉店を実行したい」と述べた。店舗網は16年度の期初段階で182店だったが、20年度末には142店まで減る見通し。
ショッピングセンター型の「アリオ」については「上期の営業利益率は約2%だが、有料テナントの誘致で営業利益率3%の達成は可能」と説明。その上で「GMSをどう転換するかがヨーカ堂を浮上させるカギ」と指摘し、閉店後に残るGMSついて「テナント導入による店舗開発と不動産再開発で価値向上ができる」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕