首都圏電車のピーク時混雑、2割減 テレワークや時差出勤で 国交省まとめ
国土交通省は6日、テレワーク・時差通勤の呼びかけなどにより首都圏や関西圏で通勤時間帯の車両混雑が緩和されているとの調査結果をとりまとめた。政府が新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を公表した2月25日に、車両内や駅構内でのアナウンスでテレワークや時差通勤の呼びかけが始まった。以降、労使団体への協力要請や学校などの臨時休校の取り組みなども進み、車両混雑が緩和されたようだ。
国交省によれば、JR・大手民鉄の主なターミナル駅におけるピーク時間帯の自動改札出場者数の減少率を平均値でみると、呼びかけ前の2月上旬の平日と比べ首都圏で約21%、関西圏で約14%、利用が減少した。朝7時40分~8時40分までのJR山手線では外回りでは約24%、内回りでは約22%減少したという。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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