マクドナルド最終赤字75億円 1~9月、客離れで苦戦
日本マクドナルドホールディングスが6日発表した2014年1~9月期の連結決算は、最終損益が75億円の赤字(前年同期は63億円の黒字)だった。仕入れ先だった中国の食品加工会社が期限切れ鶏肉を使用した問題が発覚した後に客離れが進み、販売が落ち込んでいるため。問題発生で計上する減損損失も利益を圧迫した。
売上高は13%減の1722億円。既存店売上高は前年実績を下回る傾向が続くなか、鶏肉問題発覚後の7、8、9月の売上高は15%以上減少した。一方、営業利益は98%減の2億3800万円だった。
併せて発表した14年12月期の業績予想は10月7日に発表した見通しを据え置いた。売上高は前期比15%減の2210億円、営業損益は94億円の赤字(前期は115億円の黒字)、最終損益は170億円の赤字(同51億円の黒字)を見込む。通期の最終赤字は03年12月期以来11年ぶりとなる。配当は30円の予定。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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