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NY株ハイライト 「米中合意で年末高」にひそかな期待、アップルとナイキが示唆

【NQNニューヨーク=張間正義】「米中合意で年末高」へのひそかな期待が広がっている。5日の米国株式相場は方向感に乏しかったが、結局は前日比28ドル高と小幅な上昇で終えた。米中の貿易協議を巡る不透明感は根強いものの、中国での売上高比率の高い銘柄の一角が買われ相場を支えた。「サンタラリー」への思惑はついえたわけではなさそうだ。

不安定な5日の米株式相場を支えたのはアップルとナイキだ。アップルは前日比1.5%高、ナイキは2.2%高となり2銘柄でダウ平均を40ドルあまり押し上げた。中国事業の成長期待からゴールドマン・サックスがナイキの投資判断を「買い」に引き上げ、ウエアラブル端末の販売好調を理由にシティグループがアップルの目標株価を引き上げた。

15日に迫る対中制裁関税の「第4弾」の全面発動前に「第1段階」の合意が実現するかどうか市場参加者は気をもむが、アナリストは中長期的な成長を見込んでいる。アップルは腕時計型端末「アップルウオッチ」とワイヤレスイヤホン「AirPods」の需要が市場が見込んでいるよりも強いと指摘された。

ナイキは主力の中国市場で年10%台後半の高い売上高の伸びが続き、成長をけん引すると指摘された。アナリストは「破壊的かつ革新的な企業戦略と高いブランド力を結びつけ、数年にわたり成長できる局面にある」と指摘する。若年層の所得水準の高まりも、販売増を後押しするとみる。

第4弾の全面発動となれば両社ともに影響は免れないが、市場では「発動回避がメインシナリオで、仮に発動されても個人消費への影響が大きいスマートフォンとパソコンは除外される」(米国野村証券の雨宮愛知氏)との声が聞かれる。発動直前のナイキとアップルといった中国関連銘柄の上昇は、市場の楽観が根強い裏返しとも言える。

米国みずほ証券のスティーブン・リチウト氏も「第1段階の合意実現で月末までに株価はさらに上昇する」と指摘する。中国商務省の報道官が5日、米中は貿易協議で「緊密なコミュニケーションをとっている」と述べた。第4弾の全面発動まで残りあと10日だが、年末高というクリスマスプレゼントを期待する投資家は意外に多い。

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