2019年9月20日(金)

日銀雨宮副総裁、中銀のデジタル通貨発行「計画ないが調査研究する」

2019/7/5 13:44
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日銀の雨宮正佳副総裁は5日、都内で開かれた通信社主催のイベントで、中央銀行によるデジタル通貨の発行をテーマに講演した。その中で「海外の中央銀行の多くと同様、近い将来に発行する計画はないが、調査研究はしていく」と述べた。決済システムの市場構造が急激に変化した場合への備えや、決済システム全体を改善していくヒントを得るため、日銀として調査研究を続けることは必要との認識を示した。

国内におけるキャッシュレス決済の普及が緩慢な理由について、充実したATM網や治安の良さとともに「長きにわたる低金利環境が現金需要を押し上げている」と指摘した。一方、10月に予定されている消費税引き上げに際し、キャッシュレス決済手段を使ったポイント還元が導入されることで「キャッシュレス化の流れに弾みがつくかもしれない」とも述べた。

中銀によるデジタル通貨発行の意義については、決済手段の林立の解消や競争の促進、災害や金融危機などへの備えといった声があるとしつつ、現金が無くなると決済インフラが不便になるほか、銀行預金を代替するようになれば銀行の信用仲介が細って実体経済に悪影響を及ぼすといった副作用も考えられると指摘した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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