日銀の黒田総裁、フォワードガイダンス「政策金利の『下方バイアス』明確に」

2019/11/5 10:39
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講演する日銀の黒田総裁(5日午前、名古屋市中区)

講演する日銀の黒田総裁(5日午前、名古屋市中区)

日銀の黒田東彦総裁は5日、名古屋市内で開いた金融経済懇談会であいさつした。10月の金融政策決定会合で変更したフォワードガイダンス(先行き指針)について、「政策金利の『下方バイアス』があることを明確にした」と説明した。

日銀は10月の会合で、フォワードガイダンスを「『物価安定の目標』に向けたモメンタムが損なわれるおそれに注意が必要な間、現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定」と変更していた。黒田総裁はあいさつで「モメンタムと明確に関連付けた」と変更の意図を説明した。

物価見通しが「下方リスクの方が大きい」ことなどを背景に、フォワードガイダンスには「緩和方向を意識した政策運営スタンスを反映させた」と述べた。一方、追加緩和手段に対しては「政策金利の引き下げに限定していない」とした。資産買い入れの拡大やマネタリーベース拡大ペースの加速などに加え、「これらの組み合わせや応用も考えられる」と、従来の説明を繰り返した。

国内景気は「大きく下振れることはない」との認識を示した。設備投資などが堅調に推移していることを背景に、「外需の弱さが内需にまでは及んでいない」と語った。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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