楽天の1~9月期、純利益1%増 国内ECと金融がけん引
楽天(4755)が5日発表した2015年1~9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比1%増の426億円だった。国内の電子商取引(EC)サービスが好調だったほか、楽天カードや楽天銀行などのインターネット金融も伸びた。
売上高に当たる売上収益は21%増の5147億円、営業利益は13%増の829億円だった。部門別では、インターネットサービスが22%の営業増益だった。主力の国内ECでサービスを強化し、大型連休期間の旅行予約サービスも好調だった。インターネット金融は、楽天カードの会員増加などが寄与し40%の増益だった。
15年12月期の業績予想と期末配当は引き続き開示しなかった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕