米雇用統計控え様子見(先読み株式相場)

2019/7/5 7:16
保存
共有
印刷
その他

5日の東京株式市場で日経平均株価は小動きか。前日4日は独立記念日の祝日で米国の全市場が休場となっており、新規の売買材料に乏しい。海外投資家による売買が引き続き低調になるとみられるほか、日本時間夜に発表される6月の米雇用統計の結果を見極めたいとの雰囲気も続きそうだ。米利下げをにらんだ一段の米株高への期待から買いが続いたとしても、上値は2万1800円程度で限られそうだとの見方もあった。

米雇用統計で雇用の減速が示されれば米連邦準備理事会(FRB)の利下げを後押しするとの期待感から米主要株価指数が3日に過去最高値を更新しており、米国の株高基調は4日も日本株の支えとなりそうだ。半面、市場では利下げ期待は行き過ぎだとして、市場予想より強い結果が示された場合の調整リスクを警戒する向きもある。週末ということも相まって、日本株には手じまい売りが優勢となる可能性もある。

大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は2万1660円で終え、4日の清算値比では10円安とほぼ横ばいだった。

東京証券取引所が発表した6月第4週(24~28日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1部、2部と新興企業向け市場の合計)によれば、海外投資家の売越額は5億円と前の週(1125億円)から大幅に縮小した。ただ、大取が発表した日経平均先物と東証株価指数(TOPIX)先物との合算では1261億円の売り越し。「日本株への売りが止まったわけではなく、米国株が下がり始めれば再開する」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)との見方もあり、投資家心理を強気に傾ける材料とはなりづらい。

個別ではセブン&アイ・ホールディングス(3382)に注目だ。4日の取引終了後に発表した2019年3~5月期の連結決算は、営業利益が前年同期比5%増の903億円となった。順調な業績を好感した買いが入りそうだが、百貨店や総合スーパー(GMS)事業の苦戦やスマートフォン決済サービスへの不正アクセス問題の広がりに対する懸念から上値は重くなる可能性がある。

国内では、寄り付き前に総務省が5月の家計調査を発表する。フィードフォースが東証マザーズ市場に新規上場する。取引終了後には年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が18年度の年金積立金の運用実績を公表する。また、イオン(8267)やオンワードホールディングス(8016)などが2019年3~5月期決算の発表を予定している。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]