15年の経常黒字、16兆6413億円 5年ぶり水準
12月は9607億円の黒字

2016/2/8 8:53
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財務省が8日発表した2015年12月の国際収支状況(速報)によると、海外との総合的な取引状況を示す経常収支は9607億円の黒字(前年同月は2259億円の黒字)だった。黒字は18カ月連続。QUICKが事前にまとめた民間予測の中央値は1兆20億円の黒字だった。貿易収支は1887億円の黒字、第1次所得収支は1兆122億円の黒字だった。

併せて発表した15年通年の経常収支は16兆6413億円の黒字(14年は2兆6458億円の黒字)となった。経常収支の黒字幅は東日本大震災が起きる前年の2010年以来5年ぶりの高水準で、震災前の水準をほぼ回復した。

原油価格の下落で輸入額が前の年に比べ10.3%減少したことが寄与した。輸出額は同1.5%増だった。その結果、貿易収支の赤字幅が6434億円と前の年より9兆7582億円縮小した。

訪日外国人の増加で、海外からの旅行者が日本で支出した額から日本の旅行者が海外で支出した額を引いた旅行収支が黒字に転換した。旅行収支は日本人の海外旅行人気などを背景に長年赤字が続いていた。また知的財産権の収支の黒字幅が大きく増えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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