三菱UFJの4~6月期、純利益53%減の1834億円 与信費用増が響く
三菱UFJフィナンシャル・グループが4日発表した2020年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比53%減の1834億円だった。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に伴って信用リスクが増大しており、与信関連費用が大幅に増えたことが影響した。
本業のもうけを示す実質業務純益(三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行の2行合算ベース)は同51%増の2584億円だった。海外子会社の新規連結化に伴う資金利益や、債券関係損益の増加が業務純益を押し上げた。
21年3月期通期の連結業績は従来の目標を据え置いた。純利益は前期比4%増の5500億円を見込む。年間配当予想も25円で据え置いた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕