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三菱ケミHDの今期、一転最終赤字に 590億円、米工場閉鎖など

三菱ケミカルホールディングス(4188)は4日、2021年3月期(今期)の連結決算(国際会計基準)で、最終損益が590億円の赤字になりそうだと発表した。前期比9%減、490億円の黒字の従来予想から一転赤字となる見込み。7~9月期にイスラエル連結子会社の無形資産の減損損失を計上したのに加え、米国子会社の工場閉鎖に伴う減損と費用が利益を下押す。

閉鎖するのは米国子会社のルーサイト・インターナショナルでアクリル樹脂原料MMAやMMAモノマーなどを製造するボーモント工場(テキサス州)。事業競争力の強化と供給体制の最適化を図るためで、工場設備の減損損失や停止関連費として約240億円を見込む。生産終了は21年2月末の予定。

今期の売上高にあたる売上収益は11%減の3兆1750億円と従来予想から1590億円引き下げた。一時的な損益を除いた本業のもうけを示す「コア営業利益」は28%減の1400億円と従来予想を据え置いた。

同時に発表した20年4~9月期の連結決算で、売上収益は前年同期比18%減の1兆5048億円、最終損益が496億円の赤字(前年同期は813億円の黒字)だった。新型コロナウイルスの影響で自動車向け部材の需要が低迷した。ヘルスケアセグメントで開発を進めているパーキンソン病の治療薬について事業環境の変化に伴い収益性が低下したことにより、同技術に係る無形資産(仕掛研究開発費)の減損損失845億円を計上したのも響いた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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