日経平均が一段高、上げ幅600円に迫る
4日午後の東京株式市場で日経平均株価が一段高となった。前営業日比598円高の2万3363円まで上昇し、4日ここまでの高値を更新した。オプションの値動きから算出し相場の予想変動率を反映する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が大幅に低下し、東京市場の昼休み時間中に日経平均先物3月物の上げ幅が拡大した。午後の取引に入ってから買い安心感がさらに広がり、日経平均を押し上げた。
日経平均先物3月物は一時、前営業日の清算値に比べ620円高の2万3370円まで上昇した。日経平均VIは相場の下落局面で上昇することが多く「日本版恐怖指数」とも呼ばれている。この指数が前営業日を4%下回る15.39まで低下したことで、株価指数先物や現物株への買いが増えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕