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日経平均、米IT株高が追い風(先読み株式相場)

4日の日経平均株価は続伸し、前日比300円程度高い2万2500円を試す展開になりそうだ。前日の米株式市場ではIT株を中心に買われ、ナスダック総合株価指数が過去最高値を付けた。投資家心理が上向きやすくなり、売り方による買い戻しが優勢となる可能性が高い。円相場が1ドル=106円近辺と、前週までに進んでいた円高傾向が一服しているのも買い安心感につながるだろう。

3日のニューヨーク市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比236ドル高の2万6664ドルで終えた。動画投稿アプリTikTok(ティックトック)の米国事業の買収を検討するマイクロソフトが最高値を付けた。半導体のエヌビディアも上昇し、ナスダック総合株価指数は約2週ぶりに最高値を更新した。

米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した7月の製造業景況感指数は前月比1.6ポイント高い54.2と、市場予想を上回る改善だった。「新規受注」や「生産」がそれぞれ60を超えており、米国の経済再開が着実に進捗しているのも投資家のリスク選好姿勢を強める材料となり、日本株には買いが先行するだろう。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物9月物は前日の清算値を280円上回る2万2370円で終えた。

日経平均先物の手口情報によると、3日は野村証券の買い越しが目立った。急速な株高で、「株価指数の2倍の値動きを目指して運用するレバレッジ型上場投資信託(ETF)が指数への連動目的で先物買いを入れたのではないか」(外資系証券の株式トレーダー)との見方がある。4日の日経平均が大幅高となれば大引けにかけて投信経由の先物買いが優勢になるとの思惑が浮上し、堅調な値動きとなりそうだ。

2020年4~6月期の決算発表が続くなか、個別銘柄の売買が増えそう。スズキが3日発表した2020年4~6月期の連結決算は営業利益が前年同月比98%減の12億円だった。主力のインドで新車販売が減ったものの、営業費用を抑制し黒字を確保。市場予想(347億円の赤字)に反して黒字着地となり、目先の安心感から買いが先行するだろう。

4日はソニーダイキンSUBARU、ソフトバンク、日本製鉄などが2020年4~6月期決算を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN) 田中俊行〕

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