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買い先行か、米株大幅高で(先読み株式相場)

4日の東京株式市場で日経平均株価は大幅高で始まりそうだ。米大統領選が現地時間の3日に投開票され、同日未明(日本時間4日昼)ごろから主要州の結果が伝わり始める可能性がある。早期に結果が判明すれば、政治空白が避けられるとして売り方の買い戻しが進むとの声がある。一方、開票作業の遅れなどで取引時間中に大勢が明らかにならない場合は、様子見姿勢から取引を見送る参加者が増えそうだ。午前中は薄商いの様相が強まるだろう。

日本が文化の日の祝日で休みだった3日の米ダウ工業株30種平均は大幅続伸し、前日比554ドル高の2万7480ドルで終えた。米大統領選で、全国ベースの支持率でリードする民主党のバイデン前副大統領が勝利し上院で民主党が過半数の議席を得れば、経済対策が速やかに実行されるとの思惑で景気敏感株を中心に買われた。ダウ平均は2日に中国の製造業景況感の改善で423ドル高で終えており、2日間の上昇幅は1000ドルに迫った。

3日のシカゴ市場の日経平均先物12月物の清算値は2万3830円と、大阪取引所の日経平均先物の2日清算値に比べ550円高い水準で終えた。東京市場が休みだった間の米株高を受け、寄り付きでは買いが先行するだろう。もっとも買い戻しが一巡すれば、大統領選の結果を見極めたいとして商いは減少する可能性が高い。

米大統領選を巡っては郵便投票の急増による開票作業の遅れが懸念されるなか、4日の東京市場では激戦州の南部フロリダ州の結果に注目が集まる。同州は3日よりも前に期日前投票の集計を始めているとされ、結果判明が早いとされる。フロリダ州でトランプ米大統領が勝利すれば接戦になるとの見方が多く、その場合は決着に時間が掛かるとして投資家のリスク回避ムードが強まる可能性が高い。一方、同州でバイデン前副大統領が勝つと、早期決着への思惑で買いが優勢になりそうだ。

個別株ではソフトバンクグループ(SBG、9984)の動きに関心が高い。中国アリババ集団傘下の金融会社、アント・グループは3日、香港・上海市場で計画していた新規株式公開(IPO)を延期すると発表した。経営権を実質的に握るアリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏を現地の金融当局が聴取したためで、アリババの米預託証券(ADR)の3日終値は8%安と急落した。アリババに出資するSBGの保有株式価値が減るとの懸念が浮上する可能性がある。

4日は携帯会社のソフトバンク(SB)やSUBARU伊藤忠三菱ケミHDなど主要企業の2020年4~9月期決算の発表が予定されている。中国では10月の財新非製造業購買担当者景気指数(PMI)が公表される。米国では10月のADP全米雇用リポートのほか、米サプライマネジメント協会(ISM)が10月の非製造業景況感指数を発表する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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