2019年3月23日(土)

米金利先物市場、年内の利下げ確率が50%強に急上昇 米中の景気減速懸念で

2019/1/4 6:33
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【NQNニューヨーク=松本清一郎】米金融市場で利下げ予想が急速に広がっている。シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが公表する「フェド・ウオッチ」で3日午後、米連邦準備理事会(FRB)が2019年に利上げするとの予想がゼロになった。逆に利下げを見込む確率が50%を超えた。米中の景気減速を織り込む動きが強まった。

フェド・ウオッチは政策金利のフェデラルファンド(FF)金利先物相場をもとに、市場が織り込む利上げ・利下げの確率を算出する。年内1回以上の利上げ確率は2日の16.8%から、3日はゼロになった。一方、利下げに踏み切るとの予想は、2日の9.6%から3日は一時50%強に急上昇した。FRBは12月に開いたFOMCで19年に2回の利上げ見通しを示したが、市場の見方との溝が広がっている。

市場では米中の景気減速の懸念が高まっている。2日に発表された18年12月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が1年7カ月ぶりに好不調の分かれ目となる50を下回った。2日夕にはアップルが中国景気の悪化を主な理由に、18年10~12月期の売上高予想を下方修正した。

「独り勝ち」が続いた米国経済にも陰りが出ている。3日は米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業景況感指数が54.1と11月(59.3)から大幅に低下し、市場予想(57.9)も下回った。

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