日経平均、アップル関連に注目(先読み株式相場)
3日の東京株式市場で日経平均株価は反発か。前週末の米株式相場の上昇を支えに日本株にも買いが先行しそうだ。アップルの大幅高が日本の関連銘柄の支えになることも考えられる。日経平均は前週末に600円を超える下げとなり、終値ベースで2万2000円を約1カ月ぶりに下回った。押し目買いの好機と捉える投資家も少なくなさそうで、2万2000円近辺までの戻りに期待する声があった。
前週末の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比114ドル高の2万6428ドル32セントで終えた。アップルが前の日に発表した好調な決算をきっかけに10%高となり、全体を押し上げた。アップルの時価総額はサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを上回り、世界首位となった。アップル関連の村田製は前週末発表の2020年4~6月期の純利益は減益だったが、アップルの好決算が先行きへの期待につながり、株価の追い風になるかもしれない。一方、米建設機械大手キャタピラーや米石油メジャーの決算はさえず、株価も下落。関連銘柄に連想売りが広がることも考えられる。
日本時間1日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇した。9月物は前日の清算値と比べ180円高い2万1940円で終えた。
短期筋による株価指数先物への売りが主導した前週末の下げについては「短期的に下げすぎ」という声もあり、きょうはひとまず打診的な押し目買いが入りそうだ。外国為替市場で円高・ドル安が一服しているのも輸出関連銘柄の下値を支えるだろう。
前週末に決算を発表した銘柄ではNECの値動きが比較的大きくなるかもしれない。20年4~6月期は新型コロナウイルスの影響でディスプレー販売などが低調で最終赤字となった。SBIジャパンネクスト証券が運営する私設取引システム(PTS)でNEC株は急落した。
3日は国内でキッコマン、エーザイ、三菱重、スズキ、JAL、NTTドコモなどの決算がある。新規株式公開(IPO)ではモダリスがマザーズ市場に上場する。海外では7月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表がある。
〔日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥〕