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<米国>アリババが9%安 傘下の金融会社アントの上場延期で

【NQNニューヨーク=岩本貴子】(米東部時間11時27分、コード@BABA/U)3日の米株式市場で中国の電子商取引最大手、アリババ集団の米預託証券(ADR)が急落している。一時、前日比9.7%安の280.78ドルをつけた。33%を出資する傘下の金融会社アント・グループが3日、香港と上海で5日に予定していた上場を延期すると発表し、嫌気した売りが出た。

アントの事業内容を巡って、中国の金融当局がアントの経営権を実質的に握るアリババ創業者、馬雲(ジャック・マー)氏やアントの経営陣を2日に聴取した。上海証券取引所はこれを問題視し、当局の規制強化で上場基準を満たさなくなる可能性を指摘。今後、追加の情報提供を求めていくようだ。

フィンテック企業として存在感を高めてきたアントに対し、中国当局は規制強化を検討している。中国人民銀行(中央銀行)は2日、オンラインの消費者ローンに上限額を設けるなど規制案を公表。中国の銀行の監督当局幹部はメディアへの寄稿で、アントの金融サービスが既存の金融機関と大差がないにもかかわらず手数料が高額だと批判していた。

マー氏は「良いイノベーションは(当局の)監督を恐れない」などと発言。こうした姿勢も規制当局を硬化させ、2日の聴取につながったとみられている。

アントはスマートフォン決済アプリ「支付宝(アリペイ)」や消費者向けローン、銀行への融資先の紹介や信用評価などを手がける。上場時に世界でも過去最大となる345億ドル(約3兆6000億円)を調達する計画だった。

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