2018年7月17日(火)

金融ニッポン 佐藤・みずほFG社長「新興企業と幅広く協業」

フィンテック
2016/10/3 14:13
保存
共有
印刷
その他

 みずほフィナンシャルグループ(8411)の佐藤康博社長は3日、東京・大手町で開いた「金融ニッポン」のトップ・シンポジウム「未知への挑戦」(主催・日本経済新聞社)で講演した。佐藤氏は金融とテクノロジーを融合したフィンテックに関して「新たなビジネス領域の拡大、既存のオペレーションの効率化という2つの側面がある」と語った。欧米や中国の金融機関との競争を勝ち抜くため、ベンチャー企業と幅広く「対等の精神」の考え方で協業すると説明。「徹底的なオープン・イノベーションをやっていきたい」と強調した。

 ソフトバンクと組んで始める人工知能(AI)を活用した個人向け融資事業については「スマートフォンで完結するため、店舗を持たずに圧倒的なローコストのオペレーションが確立される。いままでの個人ローンよりも有利な条件を提供できる」と語った。利用者が自らの個人データを提供することで、状況次第で低利で資金を借りられると説明。今後はこうしたプラットフォームを保険、証券、資産運用などでも展開していく考えを示した。

 インターネット上で取引記録を共有して相互に認証する新技術「ブロックチェーン」に関しては富士通(6702)やIBMなどとの実証実験を説明した。ブロックチェーンを使えば決済システムなどで「コストを10分の1程度まで減らせる」と期待感を示した。

 同時にフィンテックのさらなる進展に向けて、規制・制度面の枠組み作りや情報セキュリティーの確保、労働力のミスマッチが生じるリスクへの対応などが今後の課題になるとの考えを示した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報