金融ニッポン みずほFG・坂井社長「資産形成や市場機能強化が必要」

2018/10/2 16:52
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みずほフィナンシャルグループ(8411)の坂井辰史社長は2日、東京・大手町で開いた「金融ニッポン」のトップ・シンポジウム「破壊と創造」(主催・日本経済新聞社)で講演した。坂井社長は「経済や社会の構造変化が進み、金融機関の姿が大きく変化しつつある」と語った。2008年のリーマン・ショックから10年がたち、クレジットサイクル(マクロ的な景気循環の周期)を見極める必要があるとした上で「顧客に必要とされる強力で強靱(きょうじん)な金融グループを構築したい」と述べた。

日本は少子高齢化など構造的な問題を抱える「課題先進国だ」と指摘。課題対処のために「個人の将来に向けた資産形成や金融市場の機能強化が必要だ」との認識を示した。日本の個人の金融資産は欧米よりも現預金の比率が高く、貯蓄から投資にシフトさせて運用収益を上げることが必要として「運用力や商品開発力を生かして、資産形成を促すコンサルティングをしていく」と話した。

日本の労働生産性が諸外国に比べて低いなかで、「イノベーションを加速させ労働力を付加価値の高い産業にシフトし、企業の生産性を上げるのが重要だ」と指摘。企業の技術革新を促進するため「(会員制サービスの)『エムズサロン』を通じて2000社のベンチャー企業を支援している」と説明した。みずほ銀行などが出資する企業では「人工知能(AI)を活用した入力作業の省力化など業務革新に取り組んでいる」と語った。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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