円、NY市場で一時122円台まで買われる
雇用統計受け米長期金利が低下
【NQNニューヨーク=横内理恵】2日朝方のニューヨーク外国為替市場で円が買われ、一時は1ドル=122円97銭近辺に上昇した。朝方に発表された6月の米雇用統計で平均時給が前月比で横ばいとなり、物価の上昇基調はまだ強くないとの受け止めが広がった。米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買いが入った。雇用統計発表前は123円75銭程度で推移していた。
米東部時間午前9時(日本時間午後10時)現在は123円ちょうど近辺で推移している。
非農業部門の雇用者数は5月から22万3000人増えた。23万増との市場予想をわずかに下回った。失業率は5月から0.2ポイント低い5.3%と、予想の5.4%よりも大きく改善した。