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米国・欧州株概況

NY株ハイライト 米中協議好感も伸び悩み リリーフ・ラリーに疑問の声

2019/7/2 6:34
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【NQNニューヨーク=横内理恵】1日の米株式相場市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前週末比117ドル高の2万6717ドルで取引を終えた。米中が貿易協議の再開で合意したのを受け、ダウ平均は昨年10月に付けた過去最高値を上回る場面があった。もっとも買いの勢いが一巡すると伸び悩んだ。米中貿易交渉再開を好感した「リリーフ・ラリー(安堵感からの相場上昇)」が今後も続くかどうかは不透明だ。

米政府は市場の期待通り、約3000億ドル相当の中国製品に対する追加関税「第4弾」の発動を見送った。iPhone(アイフォーン)も対象となる関税第4弾の回避で、アップル株に買いが向かった。ウェドブッシュ証券は「関税引き上げなどがアップルの2020~21年通期の1株利益を少なくとも2ドル程度押し下げる可能性があった」と指摘。「アップルを取り巻く最大のリスクがなくなった」と安堵感を示した。

米政府は中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への汎用品の販売を認める方針も示した。ファーウェイ向け販売が18年9月~19年2月期の売上高の13%程度を占めていたマイクロン・テクノロジーは一時8%高となった。売上高の10%程度がファーウェイ向けとみられているスカイワークス・ソリューションズやクォルボも大幅高となった。

ファーウェイへの禁輸措置の緩和は相場に織り込まれていなかった面があり、半導体株全般に買いが広がった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)はおよそ2カ月ぶりの高値で終えた。

しかしダウ平均は寄り付き直後に290ドル高とこの日の高値を付けた後、午後は急速に伸び悩んで16ドル高まで上げ幅を縮小する場面があった。米中の貿易交渉決裂や追加関税発動が回避されたことは確かに朗報だが、「米中政府が解決しなければならない問題は多く、早期に最終合意に達するとはみていない」(スウォーズモア・グループのカート・ブランナー氏)と市場参加者は慎重姿勢を崩していない。

IGのクリス・ボーチャンプ氏は「次なる大きな疑問は米中停戦が米連邦準備理事会(FRB)の政策に影響するかどうかだ」と指摘する。「FRBが7月に0.25%利下げする可能性は引き続き高いとみているが、0.50%利下げする確率は低下した」(ブランナー氏)との見方があるようだ。

ダウ平均は6月に7%あまり上昇し、上昇幅が1784ドルと過去最高となっていた。利下げ期待などを織り込む格好で6月半ばにかけて上昇基調が強まった。米中首脳会談への期待も相場にある程度は織り込まれていた感があり、上値では利益確定や持ち高調整の売りが出やすい。

7月は5日発表の6月の米雇用統計や7月中旬からの主要企業の決算発表など相場を動かす注目材料が相次ぐ。首脳会談の結果を受けてひとまず買い安心感が広がったが、リリーフ・ラリーが継続するかどうか、市場では疑問の声が多い。

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