2019年5月23日(木)

米クアルコム、1~3月期は利益倍増 次期予想振るわず株価下落
アップルと和解で4~6月期に45~47億ドルの収入

国際・アジア
2019/5/2 6:16
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【NQNニューヨーク=滝口朋史】半導体大手の米クアルコムが1日発表した2019年1~3月期決算は、純利益が前年同期の2倍となる6億6300万ドルだった。華為技術(ファーウェイ)と交渉中のライセンス料を計上したほか、前年同期のリストラ費用がなくなった。特殊要因を除く1株利益は0.77ドルと、QUICKファクトセットがまとめた市場予想(0.71ドル)を上回った。

売上高は5%減の49億8200万ドルと3四半期続けて減収となった。スマートフォン(スマホ)市場の停滞を背景に主力の通信用半導体やサービスの売上高が5%減った。ライセンス収入も4%減少したが、全体の売上高は市場予想の48億400万ドルほど減らなかった。

4~6月期の売上高は92億~102億ドルと前年同期比で65~83%の増加を見込む。スマホの特許を巡るアップルとの知的財産紛争で全面和解し、アップルと同社への部品納入会社からライセンス収入など45億~47億ドルを受け取る。和解の影響を除くと売上高は47億~55億ドルで中心値は市場予想の52億8500万ドルを下回る。特殊要因を除く1株利益は0.70~0.80ドルと上限でも市場予想(1.29ドル)を大幅に下回る。

1日の時間外取引でクアルコム株は下落している。前日比0.3%安の86.37ドルだった通常取引の終値を5%あまり下回る82ドル前後まで売られる場面があった。4~6月期見通しが弱い受け止められ、売り優勢になっている。アップルとの和解を発表した4月中旬以降、株価が5割あまり上昇しており利益確定目的の売りも出やすかった。

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