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コロナ下の大型設定、「ESG」でマネー呼び込む
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2020/9/2 12:00
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アセットマネジメントOneが7月に運用を始めた「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)<愛称:未来の世界(ESG)>」は当初設定額で3830億円を集め、約20年ぶりの大型設定となった。新型コロナウイルス感染拡大で対面営業もままならないなか、ここまで投資マネーを呼び込んだ背景は何だったのか。アセマネOneの戦略運用本部の滝口圭介氏と、販売の主力となったみずほ証券のリテール・事業法人部門商品企画部の飛田幸宣氏に話を聞いた。

■「ESG」でリターンを追求

――これまでの「未来の世界」シリーズとの違いは。

アセマネOneの滝口氏「競争優位で成長性の高い良質(ハイクオリティー)な企業の株式に投資するシリーズの運用哲学はそのままに、より積極的に環境や社会、企業統治に配慮したESGの観点を銘柄選びのプロセスに取り込んだのが特徴だ。アルコール飲料の製造会社などを除外しつつ、ESG評価が相対的に高い企業への投資割合を増やすなどして銘柄を厳選している(図1)。もともと長期投資を意識した『未来の世界』シリーズの投資対象にはESGの優良企業が多く含まれているため、当然ながらシリーズ内で組み入れ銘柄の一部が重複する」

――いわゆるテーマ型のESGファンドとは何が違うのですか。

滝口氏「これまでのESG投資は問題のある企業を排除する『ネガティブスクリーニング』の観点がほとんどだった。それだけでは投資対象が狭まり、ESGへの取り組みと企業価値向上のつながりが投資の視点から欠けてしまう。当ファンドはESGを企業にとっての新たなビジネスチャンスや成長要素の一つと考え、ポジティブに評価する点が大きく異なる。ESGのプラスの要素を考慮に入れながら、あくまで投資商品として利益を追求し続け、そのリターンを投資家に還元していくのがファンドとして健全な姿だと考えている」

――企業のESGへの取り組みと収益力は両立しますか。

滝口氏「ESG評価が高い企業の商品やサービスは消費者から支持を集めやすく、損害賠償などの訴訟リスクが低かったり資金調達コストが安く済んだりするアドバンテージがある。単に環境や社会に良いといった倫理面だけでなく、最近は企業の成長性や収益力、株価水準にも影響することが明確になってきている。ESGは投資の切り口として今後さらに重要度を増し、リターンを伴う投資として拡大していくだろう」

■購入者の約7割がリピーター、紹介で裾野拡大

――ここまで販売額が伸びた理由を教えてください。

みずほ証券の飛田氏「2016年から運用している『未来の世界』シリーズの成績が極めて好調で、信頼できる実績があったことが1つ。弊社の商品戦略の柱である『グローバル・エクイティ戦略』に沿って世界株式で運用するファンド(以下GEF)に投資していた顧客の多くが含み益という成功体験を持ち、新しく追加したファンドにも資金が集まりやすかった(図2)。もう一つは販売のタイミング。コロナ禍によって、ESGや企業のサステナビリティー(持続可能性)への関心が急速に高まっていたことも重なり、顧客が納得して投資しやすい環境だった」

――販売で工夫した点は。

飛田氏「対面営業を自粛していたので、まずは人工知能(AI)も活用し、ターゲット顧客を絞った。商品解説資料を郵送する際には、ファンドの運用を担当する米モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのクリスチャン・ヒュー氏のメッセージや営業員直筆の手紙を添え、メールでも解説動画を送信した。営業員が商品知識を身につけるための動画も社内で作成し、顧客から電話などで質問を受けた担当者が丁寧に対応できるようにした」

――どのような顧客の購入が多かったですか。

飛田氏「約7割がすでにGEFを保有しているリピーターだった。残りの約3割は初めてGEFに投資した顧客で、ご家族やご友人からの紹介で想定以上に裾野が広がった。しかも今回は個人に限らず、販売金額に占める法人の割合が1割強と異例の高さとなり、ESGに対する関心の高まりがうかがえた。販売金額の6割近くは現金での買い付けで、投信預かり残高の積み上げに大きく貢献した。今後も対面営業の証券会社として手厚いフォローを続けながら、より多くの人にこのファンドを広めていきたい」

(QUICK資産運用研究所 西本ゆき)

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