シャープの17年3月期、営業損益257億円の黒字
3年ぶり黒字
シャープは1日、17年3月期の連結営業損益が257億円の黒字(前期は1619億円の赤字)になりそうだと発表した。営業損益が黒字に転換するのは14年3月期以来3年ぶり。従業員の削減など抜本的な構造改革を進めたことが奏功する。液晶関連などで減損損失を計上したことから、最終損益は418億円の赤字(前年同期は2559億円の赤字)となる見通し。売上高はディスプレーの販売減などで18%減の2兆円を見込む。
同時に発表した16年4~9月期の連結決算は、最終損益が454億円の赤字(前年同期は836億円の赤字)だった。スマートフォン(スマホ)やテレビ向けの液晶パネルの販売低迷が響いた。売上高は28.1%減の9196億円。営業損益は構造改革によるリストラ効果が奏功し、7900万円の黒字(前年同期は251億円の赤字)となった。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕