3月の百貨店売上高急減、コロナが直撃 国内外の来客減る

2020/4/1 17:22
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大手百貨店各社が1日発表した3月の売上高(速報値)は、前年比で大幅に減少した。新型コロナウイルスの感染拡大による訪日外国人(インバウンド)の減少や政府の外出自粛要請などが響いた。

三越伊勢丹ホールディングス(3099)の売上高は国内百貨店の合計(既存店ベース)で前年比35.1%減と、昨年10月の消費増税以降6カ月連続で前年実績を下回った。客数が大幅に減り、衣料品などで苦戦した。生鮮食品は伸びたが、補えなかった。

J・フロントリテイリング(3086)傘下の大丸松坂屋百貨店は合計で43%減となった。同百貨店合計の免税売上高は97%減だった。

エイチ・ツー・オーリテイリング(8242)傘下の阪急阪神百貨店は全店計で28.1%減だった。店頭でのイベントの中止や縮小が都心の店舗を中心に響いた。なかでも阪急本店(大阪市北区)では、「特に年齢層の高い顧客の来店の減少が顕著」という。

高島屋(8233)は高島屋と国内百貨店子会社の合計(既存店ベース)で35.1%減だった。免税売り上げは92.5%減った。セブン&アイ・ホールディングス(3382)傘下のそごう・西武は、15店舗の合計で31.9%減となった。免税売上高は約8割減だった。

一部の百貨店では感染拡大を防ぐため、営業時間の短縮や臨時休業に踏み切っている。新型コロナの感染拡大の収束が見通せないなか、売り上げへの下押し圧力は当面続きそうだ。

■大手百貨店各社の3月売上高前年比

三越伊勢丹(国内百貨店計、既存店) 35.1%減

大丸松坂屋(合計) 43.0%減

阪急阪神(全店計)    28.1%減

高島屋(高島屋と国内百貨店子会社計、既存店) 35.1%減

そごう・西武(15店舗計) 31.9%減

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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