2019年3月20日(水)

4~6月期設備投資、前年比5.6%増 法人企業統計

2015/9/1付
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財務省が1日発表した2015年4~6月期の法人企業統計によると、金融業・保険業を除く全産業の設備投資は前年同期比5.6%増の9兆385億円と、9四半期連続で増えた。円安や原油安などを背景に企業業績が好調で、一定の資金を投資に振り向ける動きが続いた。もっとも市場の事前予想では伸び率が1~3月期(7.3%増)を上回るとの見方も多かった。前四半期から勢いは鈍った。

産業別の設備投資の動向は、製造業が11.6%増と4四半期連続で伸びた。非製造業は2.6%増で9四半期連続のプラスだった。製造業では新型車向けの生産能力増強や研究開発(R&D)、スマートフォン(スマホ)向け電子部品の増産投資などが伸びた。非製造業では娯楽業や飲食サービス業の新規出店拡大に向けた投資も寄与した。

一方、国内総生産(GDP)改定値を算出する基礎となり、注目度の高い「ソフトウエアを除く全産業」の設備投資額は季節調整済みの前期比で2.7%減った。1~3月期(6.0%増)から一転マイナスとなり、12年4~6月期(季節調整済みで3.4%減)以来、3年ぶりの減少幅を記録した。非製造業が4.4%減、製造業は0.4%増だった。

経常利益は前年同期と比べ23.8%増の20兆2881億円と、比較可能な1954年4~6月期以降の最高額を記録した。プラスは14四半期連続。うち製造業は29.6%増、非製造業は20.8%増だった。円安効果に加え、原油価格の下落に伴う原料コストの低減などが寄与した。

全産業の売上高は前年同期比1.1%増の318兆5957億円と、2四半期ぶりに増収となった。製造業が1.2%増、非製造業は1.1%増だった。

併せて発表した14年度の法人企業統計では、金融機関を除く全産業の設備投資が前年比7.8%増の39兆8228億円となった。経常利益は8.3%増の64兆5861億円で過去最高を更新。売上高は2.7%増えた。

同統計は資本金1000万円以上の企業の収益や投資動向を集計。今回の15年4~6月期の結果は、内閣府が8日に発表する同期間のGDP改定値に反映される。〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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