スズキ39%増益、4~6月最高に 日本・インドで販売増
スズキが1日発表した2014年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比39%増の375億円だった。同期間としての最高益を更新した。国内やインドなどで自動車の販売が伸び、インドネシアやタイなどの苦戦を補った。日本での法人税率引き下げも増益に寄与した。据え置いた2015年3月期通期予想に対する純利益の進捗率は33%だった。
売上高は5%増の7104億円、営業利益は15%増の509億円だった。四輪車の世界販売台数は9%増の69万1000台だった。地域別では、インドや中国などで販売台数が伸びた。国内販売は10%増の18万4000台だった。新型軽「ハスラー」などの消費増税前の受注残が販売を押し上げた。
長尾正彦常務役員は1日の決算記者会見で、今後の国内販売は、受注残が徐々に解消に向かうとして、販売押し上げ効果の一巡後は「ゼロスタートとなるので厳しく見ている」と述べた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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