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国内株概況

米利下げ後の株安で心理悪化(先読み株式相場)

2019/8/1 7:07
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1日の東京株式市場で日経平均株価は続落しそうだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を受け、積極的な利下げが続くとの観測が後退。前日の米株式相場が下げて投資家心理は悪化しており、売りが優勢となるだろう。市場では日経平均は前日から200円程度安い2万1300円近辺まで下げ余地があるとの見方があった。

FRBは7月31日まで開いたFOMCで約10年半ぶりの利下げを決定。パウエル議長が「政策調整であって、利下げ局面の始まりではない」と発言したことが早期の追加利下げ観測を後退させ、同日の米ダウ工業株30種平均は333ドル安の2万6864ドルで終えた。米国株の変動性指数(VIX)が急上昇し、ファンドなどの機械的な売りも相場を下押しした。

大阪取引所の夜間取引で、日経平均先物9月物は2万1360円と31日の清算値を190円下回った。米半導体株安に加え、取引終了後に発表した2019年4~6月期決算で売上高が市場予想に届かず、7~9月期の業績見通しも慎重と受け止められた米半導体大手のクアルコム株が時間外で大きく下げているのもあって、東京市場ではこのところ上げが目立っていた半導体関連株などに売りが出そうだ。

もっとも、売り一巡後は下値を探る動きは限られそうだ。追加的な米利下げ観測が和らぎ、外国為替市場では円相場が1ドル=108円台後半まで円安方向に振れた。相場下落を受け、日銀による上場投資信託(ETF)への買いに動くとの観測も支えとなりそうだ。

個別では野村(8604)に注目だ。7月31日発表した2019年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比10.7倍の558億円だった。大幅増益が好感され、同日夜の私設取引システム(PTS)でも株価が値上がりしており、買いが先行しそうだ。村田製(6981)や武田(4502)など良好な決算を発表した銘柄の一部には買いが入りやすい。

1日は小野薬(4528)やKDDI(9433)、マツダ(7261)などの決算発表が相次ぐ。海外では英中銀が金融政策委員会の結果と議事要旨を公表するほか、米国では7月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が発表される。パウエル議長は追加利下げを経済データ次第としており、経済指標が改善すれば一段と利下げ観測が後退する可能性がある。

〔日経QUICKニュース(NQN) 矢内純一〕

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