臨時国会、9月26日召集 政府・与党方針
(更新)
政府・与党は30日、次期臨時国会を9月26日に召集する方針を固めた。二階俊博幹事長が30日、党本部で記者団に明らかにした。当初、官邸側は9月中旬の召集を検討したものの、9月15日の民進党代表選を踏まえ、同党に配慮する必要があると判断した。11月末か12月上旬を国会会期末とする案が浮上している。
二階氏は「26日召集で自民党と官邸の間で合意に達した」と説明した。総合経済対策を盛り込んだ2016年度第2次補正予算案や消費増税の延期法案、環太平洋経済連携協定(TPP)承認案などの成立をめざす。
政府・与党はTPP承認案を米大統領選のある11月8日までに衆院採決に持ち込みたい考え。米大統領候補は民主、共和両党ともにTPPに不満を示しており、再交渉を迫られる可能性もある。