ASEAN議長声明、対北朝鮮「関係国は対話を」

2017/4/30 11:31
保存
共有
印刷
その他

【マニラ=遠藤淳】東南アジア諸国連合(ASEAN)は30日、29日にフィリピンの首都マニラで開いた首脳会議の議長声明を発表した。北朝鮮情勢については「北朝鮮の行動が地域全体の緊張を高め、平和と安定に影響を与えかねない」と非難。「国連安全保障理事会決議に基づく義務に従うよう北朝鮮に求める」と記した。一方、「即座に対話の道を探るよう関係国に促す」とし、軍事圧力を強めている米国にも慎重な対応を求めた。

29日朝の弾道ミサイル発射を受け、首脳会議では強硬な意見も出たが、北朝鮮を刺激しないよう表現を抑えたとみられる。

中国が南シナ海の島や岩礁を埋め立て、軍事施設を整備している問題については、「複数の首脳から示された懸念に留意する」とした。2016年9月の議長声明で盛り込んだ「深刻に懸念する」との表現から、大幅に弱まった。「埋め立て」や「軍事化」といった言葉もなくなった。

会議では強い表現にすべきだとの指摘が複数の国から上がった。だが、中国との関係改善を進める議長国フィリピンのドゥテルテ大統領の意向を反映し、中国への配慮が色濃く表れた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]