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首相、対北朝鮮「米と具体的行動」 EEZにミサイル

(更新)

安倍晋三首相は29日朝、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け「北朝鮮を抑止するため、米国とともに具体的な行動をとっていく」と語った。「北朝鮮が国際社会の度重なる警告を無視して、挑発を続けていることは断じて許すことはできない」と述べ、北朝鮮に厳重に抗議したことを表明した。首相官邸で記者団に語った。

首相は「北朝鮮の問題は国際社会の最優先事項だ」と強調。「韓国をはじめ国際社会と連携しながら、高度な警戒態勢を維持し、国民の安全を確保していくために万全を期していく」とも語った。

政府はこの後、国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会議を開き、弾道ミサイルの分析や対応を協議した。

菅義偉官房長官は終了後の記者会見で、首相が発言した「具体的な行動」に関し「日米は防衛体制と能力の向上をはかるべく具体的行動を取ることで一致しており、これに基づきしっかり連携する」と述べた。「中国の果たす役割が重要だ。国連安全保障理事会でさらなる制裁や連携、圧力を強化していくために日米韓の役割も重要だ」と述べた。

29日に来日する中国外交トップ、楊潔篪国務委員(副首相級)と協議する意向も示した。楊氏は同日午後に谷内正太郎国家安全保障局長と、30日には岸田文雄外相と会談する予定だ。

岸田氏は29日午前、ティラーソン米国務長官と電話で対応を協議。日米韓3カ国が連携して圧力を継続するとともに、中国やロシアへの働きかけを強める方針を確認した。日米が「防衛能力の向上へ具体的な行動を取る」ことも申し合わせた。

外務省の金杉憲治アジア大洋州局長と米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表も電話で協議。国連の場で日米韓3カ国が北朝鮮に厳しい姿勢で臨む方針を確認した。

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