独SAP、IoTに5年で2300億円投資

2016/9/29 6:12
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 【パリ=加藤貴行】欧州ソフトウエア最大手の独SAPは28日、あらゆるモノがネットでつながる「IoT」分野に2020年末までに総額20億ユーロ(約2260億円)を投資する計画を発表した。新技術の開発や企業買収などに充てる。SAPは主力の法人向けソフトから事業領域を拡大しており、IoTを機に従来の企業向けから農業や都市運営のデジタル化などの分野も強化する。

 新たにソフトとコンサルティングを組み合わせた新サービス「SAP IoT」を立ち上げる。自前のデータを高速処理する技術「HANA」とも融合。機械学習などを生かしてデータ集めたその場で解析、サービスを提供できる仕組みをつくる。

 製造業や物流の現場では、ロボットや3Dプリンター、ドローン(小型無人機)との連携も視野に入れる。自社の補完として、IoT関連サービスのプラット・ワン(イタリア)と、製造業向けソフトのフェデム・テクノロジー(ノルウェー)を買収。SAPのサービスと組みわ合わせ、顧客企業の業務効率化の支援などに生かす。

 SAPは企業の会計や人事、調達などあらゆる情報を扱う統合基幹業務システム(ERP)の世界最大手。近年はスポーツやヘルスケアなどの分野にも力を入れている。

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