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日銀黒田総裁「マイナス金利、資金需要を刺激」

講演を終え会場を後にする日銀の黒田総裁=27日、米ワイオミング州ジャクソンホール(共同)

日銀の黒田東彦総裁は27日、米ワイオミング州ジャクソンホールでの討論会で、マイナス金利政策によって「(企業や家計の)資金需要が刺激された」と語った。同政策が「幅広い借り入れ主体に恩恵を与えている」と効果を強調。利下げの限界までには「まだかなりの距離がある」とも述べ、必要に応じてマイナス金利を深掘りする考えを強くにじませた。

黒田総裁はマイナス金利政策によって「長期・超長期の国債金利は大幅に低下した」と指摘。企業や家計の資金調達金利も下がり、企業の長期資金需要や家計の住宅ローン資金需要が刺激されていると話した。特に、社債市場で20年満期などの超長期債の発行が増えていることを「新しい動き」として強調した。

マイナス金利がどんどん進むと、民間の経済主体がマイナス金利の適用を避けるために現金の保有を増やし始めるとの見方が多い。黒田総裁も「中央銀行がいくらでも望み通りのマイナスの水準に金利を引き下げられることを意味しているわけではない」と認めたが、現在の金利はマイナス0.1%で、限界はまだ先との考えを示した。

黒田総裁は物価2%の実現に必要であれば「ちゅうちょなく追加的な緩和措置を講じていく」とも述べた。日銀の政策手段である量、質、金利のいずれについても「追加緩和の余地は十分にある」と指摘した。日銀は9月20~21日の金融政策決定会合で政策の総括的な検証を行い、必要に応じて緩和策のさらなる強化を検討する。

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