独車3社、次世代通信で業界標準狙った提携
半導体・通信機器大手と組み

2016/9/28 3:17
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 【ハンブルク=加藤貴行】アウディ、BMW、ダイムラーの独高級車3社は27日、欧米などの半導体・通信機器大手と組み、次世代高速通信の第5世代(5G)を使ったサービスの開発で提携すると発表した。自動運転車の実現には大量のデータを扱う必要があり、5Gは不可欠とされる。ドイツ勢は他の自動車メーカーに先駆け異業種との連合を形成し、業界標準づくりに動く。都市交通インフラとの連携もにらむ。

 独3社のほか、米半導体大手のインテルとクアルコム、通信機器大手のエリクソン(スウェーデン)、ノキア(フィンランド)、中国の華為技術が参加し、企業連合「5Gオートモーティブ・アソシエーション」を設立した。

 各社のノウハウを持ち寄り、5Gの通信技術をベースにしたコネクテッドカー(つながる車)が、車同士や道路インフラと情報を交換する際の運用方法を実証する。セキュリティーを確保する手法も探る。世界市場での普及に向け、標準規格や承認の仕組みの整備も支援する。

 5Gは2020年めどに本格的な普及が始まる見通しで、自動車各社もほぼ同じ時期の20~21年の自動運転車の市場投入を表明している。企業連合は、車が通信機器になる時代を見据え、既存の公共交通やスマートシティとの連携もにらむ。

 独高級車3社は新車販売では競合関係にあるが、コネクテッドカーなど車とIT(情報技術)が融合する分野では、米グーグルなどに対抗する形で協力を深めている。

 昨年には3社が共同で、ノキアのデジタル地図サービス子会社ヒアを買収した。来年からは、走行中の3社の車がセンサーなどで得た交通情報をヒアのクラウドで共有し、運転支援システムなどに生かすサービスを始める。5Gの分野でも手を組み、コネクテッドカーの分野を主導する構えだ。

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