2019年2月23日(土)

神戸の院長、調査報告書に反論 肝移植4人死亡

2015/4/26付
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神戸市の民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」で生体肝移植手術を受けた4人が術後1カ月以内に死亡した問題で、センターの田中紘一院長(73)は26日記者会見し、日本肝移植研究会の調査報告書が、4人のうち3人は救命できた可能性があると指摘したことに対し「生と死のはざまで移植治療を頑張ってきた。全力を尽くした結果だ」と反論した。

調査報告書がまとまったのを受け、神戸市内で記者会見。田中院長は「4人が亡くなったことについては、重く受け止める」と述べた。

その上で調査報告書に関し「いくつか誤った認識がある。研究会に見解を求めたい」と話した。

報告書は、死亡した4人のうち3人は、スタッフの体制や手術の計画に問題がなければ救命できた可能性があり、残る1人は生体肝移植による治療が困難だったと指摘。

会見で田中院長は4人の生体肝移植手術を説明。「一例一例、丁寧に検討していた」と強調し、報告書が指摘した体制の不備についても「近くに優れた病院があり、いざとなれば応援に来てもらえる」と否定した。

報告書は、抜本的な組織改革を求め、改革を終えるまでは移植手術を中止すべきだと提言。京都大名誉教授でもある田中院長は既に手術の一時中止を表明している。

センターは神戸市が進める「医療産業都市構想」の一環として昨年11月に開設。副院長によると、センターで移植に関わる常勤医は田中院長を含め5人で、手術は外部の医師も含め6~10人で行った。〔共同〕

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