2018年7月17日(火)

仏上院選、マクロン政党23議席に減らす 改革にブレーキ

2017/9/25 5:00
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 【パリ=白石透冴】フランスで24日、上院選(定数348議席)の投開票があった。約半数にあたる171議席を改選し、マクロン大統領が率いる中道政党「共和国前進」グループは非改選分を合わせて選挙前の29から23に議席を減らした。憲法改正に必要な議席数を確保できておらず、改革にブレーキとなる恐れが出てきた。

マクロン大統領は地方への交付金を減らすと表明しており、反発が広がっている=AP

 共和国前進は24日夜、「我々のように若い政党には(勝つのが)難しかった」とプレスリリースで事実上の敗北宣言をした。中道右派「共和党」グループは149議席を取り、選挙前に引き続き第1党となった。

 上院選は一般有権者ではなく、既存の地方議員などが投票する間接選挙だ。地方では共和党系議員が多く、共和党に有利に働いた。マクロン氏が表明した交付金削減も地方で不人気だった。

 マクロン政権が目指す議員定数削減や多選の制限は、憲法改正を伴う。そのために上下両院で計5分の3の勢力を押さえる必要があり、上院では約160議席が必要だった。結果は必要数を大きく下回ったことから、今後他党への協力の働きかけがカギとなる。

 マクロン氏と大統領選決選投票を争った極右マリーヌ・ルペン氏が率いる政党「国民戦線」は2議席で変わらなかった。上院は任期6年で、3年ごとに定数の約半分を改選する。

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