いつもより「早出し」 トヨタ系、物流でサミット対策

2016/5/24 16:36
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三重県に生産拠点を置くトヨタ自動車系のメーカーが中心となり、サミット対策で物流網の確保に動いている。愛知県東部と三重県を結ぶ伊勢湾岸自動車道などが要人往来のための交通規制を予定しており、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ供給する」というトヨタ生産方式に影響が出る恐れがあるからだ。

サミットの要人往来のため交通規制をする道路もある(愛知県日進市)

サミットの要人往来のため交通規制をする道路もある(愛知県日進市)

デンソーは25~28日、伊勢湾岸道や東名阪自動車道を使って運ぶ部品で、通常より早い時間に出荷する「早出し」の対応を取る。同社は三重県いなべ市に工場を持つほか、愛知県の工場から三重県のホンダの拠点などへも部品を供給しているからだ。

トヨタ紡織は伊勢湾岸道を使わず、トラックに一般道を迂回させる準備を進めている。いなべ市の工場でミニバンなどを生産しているトヨタ車体の担当者は「本社がある愛知県刈谷市から、いなべ工場に高速道路を使って自動車通勤している社員がいるため、早めの出勤を呼びかけている」と話す。

だが準備にも限界がある。あるトヨタ系メーカーの担当者は「当日の状況により、交通規制の対象道路や時間が変わると聞いている」と話す。また、天候次第で中部国際空港(愛知県常滑市)から主会場までの各国首脳の移動がヘリコプターから陸路に変わるため、トヨタ幹部は「悪天候だと影響が広がりそう」(トヨタ幹部)と気をもむ。(奥平和行)

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