G7でも隠れた主役 メディア化するトランプ氏

2016/5/24 14:12
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SNSの積極活用で今年、旋風を巻き起こしているのは米大統領選の共和党候補に事実上、決まったドナルド・トランプ氏(@realDonaldTrump)だ。

ツイッターのフォロワーは800万を超え、なんといっても本人が直接、つぶやくことでニュースをつくる。オバマ大統領が選挙に勝利した2008年がSNS勃興の年と軌を一にしたこともあり、米政界でSNS活用は民主党が一歩、リードしていた。それが今回はトランプ氏の独壇場ともなっている。

トランプ氏は民主党のヒラリー・クリントン氏を「Crooked Hillary」とあしざまに呼び、わかりやすい話し言葉でつぶやき、ツイート数も多い。罵詈雑言も多いが、それをメディアが引用し、ニュースになる。トランプ氏自身が「メディア化」している。過去の大統領選では致命的な失敗となったはずの失言でさえ、トランプ氏は売り物にしてしまっている。

G7サミットでも、トランプ氏は隠れた主役だ。オバマ氏の任期は2017年1月までで、トランプ氏が選挙に勝てば来年のG7は「トランプ大統領」が登場する。すでにトランプ氏はキャメロン英首相から招待を受けた、訪英するかもしれないと発言し、言った言わないの論争になっている。米共和党と民主党の候補が英国を訪問すれば、英首相と面会するのは慣例となっているが、それは候補に決まってからのことだ。

今回出席している米国以外の首脳は、トランプ氏がこの会議に出席する可能性を考えざるを得ない。米国大統領が会議の場で、スマートフォンから直接、発信するような事態もあり得なくはない。

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