2019年4月25日(木)

スシロー、株式市場に復帰 「4強」競争激しく

2017/2/22 17:52
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東京証券取引所は22日、回転ずし最大手あきんどスシロー(大阪府吹田市)の持ち株会社、スシローグローバルホールディングス(スシローGHD)の上場を承認したと発表した。同社は上場で資金調達の幅が広がり、出店戦略などの自由度が上がる。回転ずしチェーンの「4強」すべてが株式市場に出そろい、競争は激しさを増しそうだ。

スシローGHDは3月30日、1部か2部に上場する。主幹事は野村証券がつとめる。需要に応じて追加売り出しも実施する予定で、追加売り出し分を含め2100万株強を売り出す。

前身のあきんどスシローはMBO(経営陣が参加する買収)で2009年4月に上場廃止となっており、およそ8年ぶりに株式市場に復帰することになる。スシローGHDは現在、英投資ファンドのペルミラの傘下にある。同社は保有株式を市場に売り出して投資を回収するとみられる。

回転ずしの市場規模は現在、約6000億円とされる。このうち約7割は、あきんどスシローの「スシロー」、くらコーポレーションの「無添くら寿司」、ゼンショーホールディングス傘下の「はま寿司」、カッパ・クリエイトが展開する「かっぱ寿司」の4大チェーンで占めているが、競争は激しい。

かつて業界首位だったカッパ・クリエイトは今月10日、2017年3月期の最終損益が赤字に転落する見通しを発表した。同社はかつての業界トップ。緑色の「かっぱ」でおなじみのロゴを変更するなどブランド戦略の見直しでテコ入れしているが、収益回復は遅れている。その苦闘は回転ずし業界の競争の激しさを示している。

あきんどスシローは現在の業界最大手。スシローGHDが22日に発表した2017年9月期の連結業績予想は、売上高にあたる売上収益が前期比8.1%増の1596億9200万円、営業利益が18.8%増の89億2100万円と堅調だ。上場を機に攻勢に出れば、回転ずし業界の収益格差が広がる可能性もある。

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