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3Dプリンターでコンクリ建築物 セメント世界最大手が新技術

【ハノーバー=加藤貴行】セメント世界最大手のラファージュホルシム(スイス)は20日、3Dプリンター技術を使ったコンクリート製の大型建築の技術を確立したと発表した。コンクリートの薄い層を積み重ねて建築物を作り上げる仕組みで、デジタル技術を使って設計から建築までの自由度が増す。デザイン性の高い建築の分野での普及に弾みがつきそうだ。

ラファージュが大型3Dプリンターシステムに強いフランスのベンチャー企業エクストリーと組み、コンクリ製の仏国内の運動場の屋根を支える柱やパビリオン内の内装をつくった。欧州でのコンクリ建材に使った初のケースという。

ラファージュは高付加価値の建築物や、住宅、プレハブ建築を主な用途と想定。建設時間の短縮や、精度の高い建築のメリットを見込んでいる。

3Dプリンターは素材を幾層にも重ねて立体の形状を作り上げ、「積層造形」と呼ばれる。欧州では1990年代から産業分野で金属3Dプリンターの採用が始まり、近年は樹脂とあわせて産業用の活用が広がる。ラファージュはコンクリ分野で先手を打ち、同業や異素材の競争に備える。

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