日本経済新聞社は、これから国のかじ取りを担う、若く、新しい力を育てるプロジェクトを「未来面」でスタートさせました。今年度の通年テーマは「経営者と話そう。」です。日本経済新聞の紙面と電子版を通じて経営者と読者が双方向で対話し、アイデアの実現可能性を探ります。次世代につなげる持続的な社会をどう築けばいいのか。感性あふれる提案をお寄せください。

2020年に向けて、どのようなレガシーを新たに作りますか 読者からの提案 三浦惺NTT会長編(4月27日)

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2015/4/27 3:30
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■スポーツから男女平等を

大竹杏果(19) 中京大学総合政策学部2年

 現在、基本的に野球や相撲は男性のスポーツとされ、性別により参加できるスポーツは限られている。もうすぐ東京オリンピックが開催される中、スポーツの面で新たな日本のレガシーを構築するべきだと私は思う。それは、女性だけの野球、女性だけの相撲のように、今まで女性だから参加できなかったスポーツを女性も参加できるようにすることで、日本からスポーツの面で男女平等が発信されるのでは。オリンピックはその影響力を大きく伝える機会であり、やがては世界の男女の賃金格差、待遇格差の改善にもつながっていくと考える。男女の差別をなくそうと社会が様々な手段を発信しているが、このような場面にこそ、改善策があるのではないだろうか。

■胃袋をつかめ

佐藤七海(20) 中央大学商学部3年

 日本人は和食の偉大さを再認識すべきだと思う。和食はユネスコ無形文化遺産に登録された世界に誇るべき日本の文化、日本人がつくりあげてきたレガシーだ。しかし、最近の日本の街中では和食屋よりも、ファーストフード店やファミリーレストランばかりが目立つ。東京オリンピックには世界各国から多くの人が集まる。自国では高カロリーな食事が多い海外の人々にとって、和食は健康的で魅力的なはず。2020年に向け、私たちは和食の良さを見直すべきだ。そのためには例えば小中高の家庭科の時間に和食を作る回数を増やす。企業はハンバーガーのチェーン店にならった「おにぎりファーストフードチェーン」など展開してみてはどうだろう。オリンピックを機に世界の人々に触れてもらった和食は、新たな日本のレガシーとなるだろう。世界の人々の胃袋をつかもう。

■外国人に時間と場所を譲る

毎熊さゆり(25) 会社員

 私たち一人ひとりが「時間と場所を譲る」ことをレガシーとして提案する。2020年に向けて、訪日外国人はさらに増える。すると、日本国内で一定の時間と場所に多くの人が密集しやすくなる。訪日外国人は十分に日本を楽しめず、日本にいる私たちもそんな毎日にうんざりしてしまうかもしれない。それなら、受け入れる側として時間と場所を譲り、お互いが気兼ねなく過ごせるように取り組んではどうだろうか。例えば、平日のランチタイムを12時台から13時台にずらす。休日の買い物は午前中に済ませ、午後は郊外でスポーツをする。出掛ける時は大通りを使わず、少し早めに出て脇道を使うなど普段より少し足を伸ばしてみる。一人ひとりが日ごろ使っている時間と場所を訪日外国人に譲れば、最高のおもてなしになるだろう。

次回の未来面

 次回、5月11日掲載の未来面で提示する課題は、IHI社長、斎藤保さんの「どのような夢や技術があれば、より良き社会が実現できるか」です。学生の皆さんからのアイデアをお待ちしております。

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